娘さんの小学校の卒業式に出席する父親。せっかくの晴れの日なのに着るものがない!
サラリーマンのようにスーツで仕事をしていない職に就いているなら、そんなこともあるかもしれませんね。
幼稚園の卒業式ではラフな格好のお父さんもいます。でも小学校の場合はどうなんでしょうか。
主役の子供に恥ずかしい思いをさせないためにも、卒業式に何を着ていくか調べて用意しなくちゃですね。
小学校の卒業式に父親はどんな服装すればいい?
卒業式が晴れの舞台だからと言って堅苦しいフォーマルにキメるのは危険です。手持ちのスーツが礼服しかないとしてもです。
あなたは来賓として招かれたり、ステージ上でスピーチを行いますか?
そうではなく、保護者として出席するなら固すぎるフォーマルウェアやパーティーに出るような派手は格好は避けましょう。
そして作業着で出席というのは論外だというのもわかってもらえるでしょうか。「仕事のすき間を縫ってトンボ帰り」というほどの忙しさでもなければ、作業着は避けましょう。
あとで子供が周りから何かを言われて恥ずかしい思いをするだけです。
お父さんの服装は、基本的にはお母さんとのバランスを考えた服装にします。頭に入れておかなくてはいけないことは2つです。
- 主役の子供より目立つ格好をしない
- お母さんとの釣り合いの取れた服装にする
もしお母さんが着物を着たいといったとしても、スーツなら合わせやすいので無難でしょう
小学校を卒業するとすぐに中学校の入学式があって、3年後には卒業と高校入学が控えています。
先々のことを考えたら、金銭的に問題がなければスーツを一着用意しても損はないと思いますよ。
卒業式で父親が着るスーツの色は何がいい?
では何色のスーツが良いでしょうか?
普段スーツを着ることがないなら、無地で濃いめの紺かグレーがいろいろな場面で着ることができてコスパの良い選択です。
次点でダークブラウンです。個人的にも好きな色ですが「はじめの一着」として選ぶにはふさわしくない気もします。
そして吊るしのスーツじゃあんまり関係ないかもだけど、 ざっくりとしたデザインの目安はこんな感じですかね。
イタリア系デザイン:胴回りを絞ってスマートに見せる
イギリス系デザイン:肩幅と胸板を強調した男らしく見せる
アメリカ系デザイン:肩から胴回りまで起伏がなくて着てて楽
無難なのはアメリカ系デザイン。体格が良いならイギリス系デザインが似合う。細身ならイタリア系デザインで。
イギリス系デザインは、よりフォーマルっぽく見えるかな?背筋が伸びて格好良くみえますよ。まあイタリア系デザインは北と南でちょっと違うし、ほんと「ざっくりと」ということでご容赦を。
色が紺やグレーでスーツが地味でも、ネクタイの色や柄で変化をつければ雰囲気がガラッと変わります。
卒業式に合うネクタイの色は?
スーツが地味なので、ネクタイを明るめにして春らしさも演出しましょう。スーツを選ぶときにネクタイも一緒に買うのがベストです。
店員に趣旨を伝えると候補を出してくれます。
自分で好きな色や柄が選びたいと思うかもしれませんが、スーツやネクタイになじみがないと、スーツとネクタイの一体感を考えずに好みで選んでしまう可能性があります。
こだわらなければ色やデザインの組み合わせパターンはたかが知れています。好みを前面に出すのは基本を押さえてからでも良いでしょ?
なお白やシルバーは避けた方がいいです。そもそも紺やグレーのスーツに合いませんから。
ぎりぎりダークグレーにシルバーグレーのネクタイの組み合わせじゃないかなぁ。
無難なら赤かブルーで無地かストライプ柄なら長く使えます。個性を出すなら、薄めの赤、ピンク、水色で春っぽく明るいイメージを出してもいいですね。
忘れるところでした。ストライプ柄は向きによってイギリス(ヨーロッパ)式とアメリカ式の違いがあります。
- 向かって、右上がりなのがイギリス(ヨーロッパ)式
- 向かって、右下がりなのがアメリカ式
スーツのデザインとストライプの向きを合わせましょう。
スーツにベルトと靴を合わせる
靴とベルトはともに革製品なので色を合わせましょう。
紺かグレーのスーツなら黒の靴が合います。茶色も良いですが、2着以上スーツを持っている人へのバリエーションでしょう。一着目なら黒が無難です。
靴はストレートチップというデザインがいいですよ。プレーントゥとともにフォーマルな場に履いていく靴のデザインです。
この横一線にラインがあるのがストレートチップ、ラインがないのがプレーントゥ、そのほかのUチップやウイングチップはカジュアルな時に合わせる靴です。
礼服ではなくても、こういう細かいところでカジュアルさを抜くことで卒業式にふさわしい服装になります。
まとめ
卒業式でのお父さんの服装は、シンプルが一番です。一見カジュアルな服装でも抑えるべきところで気を使っていれば間違いありません。
スーツ、ネクタイ、ベルト、靴
この組み合わせに統一感を持たせること。主役の娘さんはもちろん、お母さんより目立たず、それでいてちゃんとしている服装を目指しましょう。
最後に靴下のことを忘れていました。それについては「新入社員必見!スーツの靴下選びはたった2パターンしかない」が参考になります。