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雛人形選びでケンカ多いのなぜ 子供の笑顔と親の見栄どっちとる?

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ひな人形を選ぶとき、何を選んで買ったら良いかわからない、そういう人はビジョンを決めて選ぶと、意外にすんなり決まるかも知れません。

ひな人形は同じ型番でも、着物の生地の裁断で柄の出方1つ違います、お顔も手描き、この世でたった1つのもので、全く同じものは有りません。展示品は嫌だからと新しい物を取り寄せたら、何かイメージが違うなんてことは、ザラに有ります。

本来、ひな人形は展示即売が基本でした。

現品だからと言って、気に入ったひな人形を諦める前に、少しだけ心の中でお人形と語り合って戴けたらと思います。勿論、どうしても嫌であれば、それはご縁がなかったということです

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雛人形選びでケンカしないために決めておくこととは?

まずガラスケースを買う人は不思議とぶれず、誰が何を言おうがガラスケース一択です。
しかしビジョンがあやふやな人は、なかなか決まりません

引っ越しの多い転勤族の場合、部屋数など間取りが将来変わる可能性があり不安定要素があるので、ガラスケースや収納飾りがオススメです。同居や持ち家の場合、段飾り、平飾り(二人)、収納飾りがオススメです。

そこで往々にして起こるのが両親vs祖父母、父親vs母親のケンカで、ますます決まらなくなり、時間の無駄です。

両親vs祖父母の場合、両親の住宅事情や片付け等を考慮しません。「うちには大きなものは必要無い」と固辞しているのを無視して、祖父母の親心も有るのでしょうが、世間体や見栄から選んで買い送りつけてケンカになるのです。

せっかくの好意や想いも水の泡です。実際に返品されたひな人形や、交換された場合もごく稀に有ります。ほんの少しお互いの歩み寄りがあれば、本来のお子様の為のひな人形を囲んで笑顔になれるのに残念な話です。

出来ればこれから先、飾ったり片付けたりはどうしても母親メインですから、よほどのことがない限りは母親の思いに沿った選択がベターです。

雛人形を子供が触るのを防ぐには?一緒に○○すると良いかも!?

ひな人形を購入したら、お子様と一緒に飾り付けや片付けをぜひ一緒に作業してください。お人形を大切に扱わなくてはいけないという躾と、何より親子共通の触れあいや1つ1つの意味を教えたり、ひな祭りの歌を歌ったり、情操教育と大切な思い出になるでしょう。

この時、男の兄弟が手伝いをしたがったら、本当に心配でしょうが、これもお手伝いさせてあげてください。
実は、ひな人形を見て駆け寄ってかぶりつきで眺めるのは、決まって男の子です。娘さんも息子さんも、まとめてお手伝いさせてあげてください。

お母さん!アテにならないお父さんより、未来の手助け要員の育成と確保を見逃すのは、もったいないですよ?

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雛人形を見栄では買わない!娘のために我慢したお母さんの購入秘話

実際にあった、とっておきの素敵なお話をご紹介します。

母親が1人でご来店され、非常に珍しいタイプのひな人形の取り置きを依頼されました。しかも場合によってはキャンセルするというのです。高額で他ではなかなか無いものをメーカーを拝み倒して取り寄せた逸品です。取り置きしている間に売り逃したらと思うとやはり躊躇します。

理由を尋ねると、

母親 「娘に見せて本人が気に入ったら、購入します。」
私  「娘さんですか?赤ちゃんに決めて貰うんですか?」
母親 「いいえ、本人の好みがハッキリする年齢まで我慢していました。多分、気に入ると思いますが、本人に見せて決めさせます。」

これを一緒に横で聞いていた同僚が悩む私に一言、「キャンセル出たら、絶対に私が売るから任せて!」と、なんて女性なのに男前なんでしょう(笑)

後日、娘さんは一目で気に入り、満面の笑みで小躍りしながら帰っていかれました。もしかしたら、この母親ご本人が幼い頃、自分も欲しかったひな人形があったけど叶わなかった体験があるのかな?と思いました。

多分、周囲から色々言われたのではないかと推測します、それでも意志を通したのは娘を思う母心ですね。きっと娘さんは、一生このひな人形を大切にされると思います。こういう選択肢も有るのだと、学ばさせて貰いました。

今でも時折娘さんの恥ずかしそうな、それでいて嬉しさや喜びに溢れる笑顔が思い浮かび、幸せな気分になれるのです。

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