よくテレビドラマなんかの出産シーンでは、陣痛に苦しむ妻の手を、旦那さんが優しく握りしめていたりしますよね。そして無事に赤ちゃんが産まれたら、夫婦で喜びを分かち合う、みたいな美しいシーンに描かれます。
しかし実際の出産では?みんながみんな、そんな美談にはならないようです。私が実際に遭遇した、旦那さんからの的外れな励ましやイライラさせた言動についてご紹介します。
陣痛時に夫が邪魔で役に立たない!
出産という記念すべき瞬間に、旦那さんに立ち会ってほしいと考える方もいらっしゃると思います。しかし陣痛がピークに達したとき、旦那さんが役に立たないどころか邪魔だと感じたというママたちはけっこういるんです。私もその一人でした。
駆け付けた旦那さんはオロオロしながら私の手を握ってきたんですが、正直ありがた迷惑でした。というのも、痛くて何かにガッチリつかまりたいのに、手を拘束されてどこに力を入れたらいいのかわからず「あーもう離してくれ!」って内心思っていました。
さらに手の甲をさわさわ撫でてきて、うっとうしいったらありゃしない。なんやねんそれ!なんも意味ないわ!と思いながら、それも我慢我慢。
我慢が爆発したのは、そのあと実父が駆け付けてきたときです。相変わらず的外れなハンドマッサージをする夫と、「痛いんか?痛いんか?」と何度も聞いてくる父にイライライライラ…。
子宮のハリ(陣痛の大きさ)を表すモニターがあるんですが、それを見た父が「これは数字が大きいほど痛いんか?」と夫に聞き、夫も「そうですね、あ、だんだんまた来ましたね。」なんてのんきに答え、二人で「おー!来た来た!これはすごい!大きい波やな!」とか言ってるんです。
こっちはモニターを見る余裕もなければ、次の陣痛が来ることを知らされて恐怖が募るばかり、ついに「うるさーい!!」とブチぎれてしまいました。
あとで聞いたら、私に怒鳴られた記憶はないそうで、彼らなりに必死だったんでしょうね(笑)
陣痛でツラいのに夫がイライラさせる
結局のところ、陣痛は赤ちゃんを産むために必要な痛みなので、それ自体を緩和したり、なくしたりってできないんですよね。つまり何をしてもらっても痛いのは痛いんです。
でも上手にサポートしてもらうことで、パニックを起こさずできるだけ気持ちを冷静に保つということは可能です。
そのためには呼吸を整えることが大事だと言われています。出産の壮絶な痛みの中で落ち着いて呼吸をするためには、かなりの集中力がいります。
それなのに、旦那さんが隣でのんきにスマホをいじったり寝ていたりはもちろん、あれやこれや聞いてきたり、無駄なおしゃべりをしたりというのは、とっても迷惑なんです。
よく夫の「頑張れコール」がうるさいというのも聞きます(笑)もうこれ以上頑張れるか!ってくらい頑張ってるのに、うるさいわってなりますよね。声掛けは邪魔にならない程度にしてもらえるのが嬉しいです。
そして的外れなマッサージがものすごくイラつくのは、これも集中力がそがれるからだと思います。的確なマッサージであればいいのですが、そうでないならしないほうが無難でしょうね。
なかなか難しいと思うので、事前に陣痛逃しのマッサージを予習しておくとか夫婦で話し合っておくといいかもしれません。
さいごに
陣痛を経験することがない旦那さんが役に立たないのも無理はありません。ママたちはママたちで、壮絶な痛みに襲われているのでイライラしてしまうのも仕方ないですしね。
でもかわいい我が子が産まれてくれば、そんなアクシデントも笑い話になっちゃうものです。これから出産を控えているご夫婦の方は、素敵なお産になるといいですね^^