両親がお中元やお歳暮をどうしているか見ていましたか?これは自分の身に降りかかって初めて気になることの1つです。
結婚して贈り物の時期になるとテレビCMなどを見て「はて?お中元は誰に贈ったら良いのだろう」と急に気になり始めたりします。
1度贈ると継続するのが一般的なので、結婚式に主賓でお招きしたけど普段あまり交流の無い方だとなおさら気になります。あなたは大丈夫ですか?
結婚して初めてのお中元は誰に贈る?
お中元やお歳暮を贈る相手として一般的かつ最低限を考えると、両家のご両親だけで十分です。
とはいえ、両親へのお中元やお歳暮が一般的ではない人もいるでしょう。事前に一言聞いてみるのが無難です。「大変だろうからいらない」「お歳暮だけでいいよ」とか「親戚の○○さんには贈っておきな」などの情報がもらえるかもしれません。
日ごろ交流があるとか、お世話になっているという間柄であれば親戚の間でもやり取りがありますが、あまり範囲を広げすぎるとそれなりに大きな負担になって続けること自体が困難になってしまいます。
…っと、今回の主題はそこではありませんでした。
結婚式に出席していただいた主賓や仲人の方へのお中元です。仲人へは「贈るか贈らないか」より「何年贈るか?」の方を気にされることが多いですが、主賓には贈る、贈らないで賛否あります。
この場合もやはり今後のお付き合いや関係の深さがかかわってきます。
お中元は結婚式の主賓にも必要?
結婚式の主賓の方へのお中元は、必ずしも贈る必要はありません。それよりも「御車料」のようにお礼を渡すのが一般的です。よりていねいにしたいのであれば、後日改めてお礼に伺うのが良いでしょう。
主賓と言っても、実際は会社の社長や大学時代の教授などで特に親しいという訳でもない場合もあります。これをきっかけにお付き合いを継続したいのであれば、お中元やお歳暮のやり取りを始めるのが良いでしょう。
そもそもお中元とお礼では意味合いが違います。式に出席していただいたお礼とは別物で、どちらか一方で良いというものでもありません。
もし主賓の方に贈るなら、その年1年限りでも十分です。夏までに式を挙げたのならお中元とお歳暮を各1回、冬前ならお歳暮1回です。
仲人へのお中元やお歳暮はいつまで贈るもの?
仲人へのお中元やお歳暮は3年というのが一般的です。5年や10年贈り続けている人もいるらしいですけど。
頼まれ仲人さんなら、3年経ったら静かにフェードアウトしてもさほど失礼には思われないようです。というか、気にしない人も多いので。
けじめはしっかりつけたいということで、もし手紙を贈るのであれば、感謝の意を伝えつつ失礼に当たらないような文面にしましょう。ってこれが難しいんですが…。その後は年賀状に切り替えるなどして、金銭的負担も徐々に減らしていきます。
例文としては、次のような文章を付け加えた手紙を添えればよろしいかと。
結婚以来、今まで無事過ごすことができましたのも(仲人様)のご厚情の賜物と思っております。
毎年ささやかながらご挨拶させていただいておりますが、毎々(仲人様)から結構なお品をお送り戴き、返って恐縮しております。つきましては、 誠に勝手な申し出ではありますが、毎年のご挨拶や近況のご報告は、今後年賀にてご挨拶をさせていただきたいと存じます。
さいごに
結婚式に出席された主賓や仲人さんへのお中元について紹介しました。特に主賓の方へは贈る?贈らない?の判断がわからなかったという人がいたのではないかと思います。
お中元やお歳暮は継続する習慣なので、できるだけ贈らないで済むように誘導した方が無難です。1回のお礼で済ませられるなら、そうしたいですよね。
新婚さんなら金銭的余裕もないでしょう。「始めが肝心」とよくよく考えて、贈った方が良い親戚、贈らなくても気にしない親戚などを両親とも相談して情報収集を怠らないように。
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