卒業旅行でドイツ ベルリンに行きました。目的はドイツへ同時期に行く友達と合流すること、ベルリンに住む友人に会うためです。でもベルリンの友人は連絡が取れず会えるかどうかわからない状況でした。
どうなることやら。
卒業旅行の一人旅で海外へ 英語通じず電車に乗れない!?
現地で友達と会う以外はすべて一人での行動です。ベルリンに滞在する日数も、同時期に行く友達とは日数ずれていたので2人ともベルリンは初めてなのに現地集合、現地解散という無茶ぶりを予定してました。
ベルリンへは、モスクワからの移動です。
留学していたロシアにもう一度、行っておきたかったのです。こちらの目的はお土産を買いまくることと、プーシキン美術館に行くことです。早朝の便でモスクワから、お昼にはベルリンで友達と合流するという強行スケジュールでした。
当日は3月下旬にもかかわらず猛吹雪だったのでフライトできるのか心配でしたが、さすがのアエロフロート、ばっちり飛んでくれました。2時間ほどでベルリンへ。
私はテーゲル空港のほうに到着するのかと思っていたのですが、アエロフロートは市外のシェーネフェルト空港に発着するそうで、英語が全く通じずに焦りました。
空港からは電車で中心地まで行こうと思ったのですが、駅には英語の表記もなくチケットを買うところもないし、午前中だというのに人もいません。掃除をしていたおじいちゃんに英語で話しかけましたが、ドイツ語で帰ってくる始末。
「…やばい、これから1時にベルリンのテレビ塔前で友達と待ち合わせしているのに」
ホテルのチェックインを済ませてから間に合うか、と焦った私は、思わずロシア語で「ビレット!!」と叫びました!チケットの意味です。
すると掃除のおじいさん、旧東ドイツの方だったのでしょうか、まさかのロシア語が通じてしまい、私はチケットは後で買えばいいこと、どの電車に乗ればいいのかなど何とか聞き出し電車に乗り込むことに成功しました。
海外の連絡のつかない友達に会いに行くことはできるか?
電車に乗っている中でテレビ塔が見えてきたので、待ち合わせも迷うことなくばっちりでした。友達からは「今日の朝までモスクワにいた人間と、昼にベルリンで会えるとは思わなかった。迷わずによくこれたね」と言われました。
ドイツでは美術館に行ったり、アート作品に触れたり楽しい時間を過ごしていましたが、1つ心残りがありました。連絡のつかない現地の友人と会うことでした。
友達の提案で、もう一人の別の現地の友達に連絡をしてみたら、まさかの返事があり、その友達が私の会いたがっていた友人を誘ってくれて、無事に会うことができました。ドイツの伝統料理を食べさせてくれるところに連れて行ってくれ、通っている大学を案内してくれました。
あと、1週間ほどで日本で働くことになっている私は、もう毎日が楽しすぎてこのままベルリンに住みたいとすら思いました。就職するのやめようかな、と思ってしまうほどでした。
さいごに
私の宿泊したところは、旧西ドイツのほうに位置するところにあり、また高級そうなエリアだったので治安面でも安全でした。
ホテルというほど立派なものでは無いのですが、快適な生活ができました。現地の友人は旧東ドイツのほうに住んでいるので、こちらのほうにはほとんど来たことがないと言っていました。
ベルリンの壁の崩壊から数十年もたっているのに…不思議に思ったことをよく覚えています。