子供が言うことを聞かない時や悪いことをした時って
どう言うことを聞かせたり、叱ったりしますか?
冷静に理由を話して聞いてもらう?
「ダメでしょ!」と言う?
それとも、「言うこと聞かないと鬼が来るよ!」と怖いものを使って言うことを聞かせる?
これらは、どこかで一度は見る風景です。
上に挙げた中でどれが正解か全くわかりませんが
鬼やオバケなど子供が怖がるものを使って脅すように言うことを
私はなんとなーく「嫌だな」と感じます。
「言うこと聞かないと鬼が来るよ!」と言うと、子供はすぐに言うことを聞く。
こんなに楽なことはありません!
もちろん、こういうしつけ方法もあって良いと思っていますが…
なんだかしっくり来ないのです。
この気持ち、わかりますか?
言うことを聞かない子供に鬼を使って言うことを聞かせるのってどうなの?
何を言っても言うことを聞かない子供。
例えば
- お友達と遊んでいて「もう時間が遅いので帰ろう」と言っても帰らない
- 静かにしなければならない場所で騒ぐ(怒ると逆にもっと騒ぐ)
- 怪我の危険性のある所で遊びたがる
などなど、数え切れないほどのシチュエーションがあります!ついこの間もそうです。
私の子供や何人かの子供たちが怪我の危険性のある階段で遊びたがったことがありました。(下の子は1歳から上の子は5歳まで総勢10人いたので危険性を感じました。)
それを見た私は「階段で転んで痛い思いするから遊ばないよ!!」と理由も含めて子供達に話しましたが、我が子含め、だーーーれも聞く耳持たず。
その時、他の子供さんのママが「鬼が来るよ!」と言いました。するとその瞬間、子供たちは「怖い!」と言ってみんな途端に大人しくなり、どれだけ言っても聞かなかったのに言うことを聞いたのです!
私は「こんな方法があるんだ!」と感心するとともに「脅しではないのか?」と疑問に思いました。皆さんはどう思いますか?
「悪いことすると鬼が来るよ!!」は「脅し」?それとも「しつけ」?
鬼で脅すことが子供にとってトラウマになってしまうのでは
鬼で脅すことで、子供は「鬼が来るから」言うことを聞く。それってどうなの??怖くて眠れなかったり、夢に見て怯えたり、トラウマになるのでは?
もし「この世に鬼はいない」と子供が気付いたら親は嘘つきになる。叱るのにはちゃんとした理由があるのに「鬼が来るから」という理由で言うことを聞かせてもいいの??
私は、鬼で脅すことで子供のトラウマになってしまうのでは?と怖くて、どれだけ子供が言うことを聞かなくても「鬼が来るよ!」とは言えませんでした。
時間はかかるけれど、叱る理由を根気強く話すことを心掛けています。最初に「なんでこんなことするの!」や「なんで言うこと聞いてくれないの!?」と怒鳴っちゃうことが多いですけどね!!
そこから入っちゃうと、子供は泣いて泣いて余計に時間かかるので、出来るだけ怒鳴るのはグッと我慢するようにしてます。
もちろん、どれが正解だなんて私にはわかりませんよ。いつも迷っています。
絶対に脅しを使いたくない私は子供に甘い母親なのかな
周りの母親が「鬼が来るよ!」と脅す中、私は頑なに「鬼」を使いません。やっぱり周りから見たら「子供に甘い」と言われるのかな?
直接そう言われたことはないですが、白い目で見られているような気が…
だって、私以外ほとんどの人が「鬼」を使ってるんですよ。即効性のある鬼を使うことより、はるかに時間のかかる
理由を繰り返し淡々と説明することを選んだ私。
つい、周りから「早く脅してでも言うこと聞かせろよ!」と思われているのではないかと考えてしまいます。考えすぎかもしれませんが、子育てしてると周りの目が気になって気になって仕方がないんですよ。
でも、誰になんと言われても思われても鬼で脅すことだけはしたくないと私は思っています。
「甘い母親」でもいい。叱られる理由をきちんと理解できる人に育って欲しいのです。私はこれからも「鬼」は使いません!!
ここで誰かに聞いてもらえると、決意が揺らがないかなー?と言う思いもあり書いてみました。子供がすぐに言うことを聞いてくれるし、周りの白い目に負けて「鬼」を使ってしまうかもしれないので。
さいごに
「鬼が来るよ!」と言うと子供は途端に言う事を聞いて「いい子」になります。それはもう魔法のように。私は、初めて見たときはびっくりしました!!こんなに効果てきめんな方法があったのか!と。
ですが
私は子供がトラウマになるのが怖くて使えません。相変わらず時間のかかる「叱る理由を淡々と話す」を実行しております。
今回の鬼の件だけでなく、子育ては何が正解で何が不正解かわからぬままですが。
子供は千差万別だし育児書通りにはいかないし、正解がないので、手探りで悩みながら毎日を過ごすしかないのですよね。
私は私の直感を信じようと思っています。いま我が子と向き合っているのは他の誰でもない、私ですから。