生活

親が一人暮らしさせてくれないのは障害者ではいろいろ難しいから?

更新日:

私は今年で36歳になる男性です。身体に障害があるのでまだ親と同居をしていますが、30歳を過ぎたころから一人暮らしをしたいという気持ちを持ち続けています。

一時は一人暮らしができるのでは!?という段階までいきましたが、親はいまだに一人暮らしをなかなか許してくれません。

障害のある身体で一人暮らしは難しいだろうという親心や収入面を心配しての事なのでしょう。でもやっぱり、一人暮らしをしたいという希望は捨てられないんです。

私の一人暮らし計画が白紙になったアノ出来事さえなければ…。

スポンサーリンク

障害者の一人暮らしで生活費よりも高いハードルとは?

昨年の一月まではB型事業所に通っていましたが、自宅から通える範囲に、パソコンの仕事を中心のA型事業所が募集していたので、そちらに転職を決めました。B型事業所の通っていたころから、将来は一人暮らしをしたいとは思っていました。しかし、当時の収入は障害者年金とB型事業所の工賃しかありません。

私の障害では年金は2級で、ひと月の受給額が7万円に届かない額です。B型事業所の工賃は1日400円なので、月収にすると約8,000円。年金と合わせても8万円に届きません。

現実的に一人暮らしを考えると、まず一番大きな費用は家賃です。身体に障害がある私は、安全面からやはりガスを使わないオール電化や、交通面がいい所などが条件になってしまいます。好条件の物件ほど、家賃が高くなってしまうので、そこがかなり高いハードルです。

このときはA型事業所で不動産関係の仕事をしていたので、設備や家賃、立地条件などからいい物件を見極める力はつきました。

約1年働いて、毎月の収入が分かってきたので、一人暮らしを本格的に親に相談しようと思っていました。A型事業所の職員さん、相談支援員さんといろいろ相談し、1ヶ月に必要な費用なども算出してもらったのですが…。

なんとその矢先、事業所が倒産してしまいました!!事業所の職員さんと進めていた一人暮らしの計画もすべて白紙となってしまいます。

障害者の私に就職は難しい…と思ったら思わぬ幸運が!

A型事業所の倒産が、3月15日。しかも、倒産から2週間は就職活動ができないと言われ、なかなか次の職場が決まりませんでした。

倒産なので、かなり多い失業保険をもらえましたが、失業保険で一人暮らしなんて、自分でも自信を持って親に言えません。

親は支援員による送迎のあるB型事業所への通所を希望していました。でも私はB型の賃金では一人暮らしはもちろん難しいし、この流れだと一人暮らしではなく施設に入所させられると危機感を持っていました。

幸いにも全国でもかなり規模の大きいA型事業所の倒産だったので、ハローワークは元より、県や市が利用者の再就職に積極的に動いていました。しかし私の障害ではパソコンの入力しかできず、なかなか再就職につながりません。

そんな時、倒産したA型事業所の職員さんが、新たなA型事業所を紹介してくたのです。何という幸運でしょう!

スポンサーリンク

このままじゃ親が一人暮らしをさせてくれない?

約3ヶ月の失業期間を経て、再びA型事業所で働くこととなりました。

しかし、前のA型事業所といろいろ異なります。特に勤務時間です。前のA型事業所では6時間勤務でしたが、今回のA型事業所では4時間勤務に減ってしまいました。A型事業所の給与体系は時給制なので、県の最低賃金で設定されます。つまり単純に勤務時間が減ると収入も減ってしまうのです。

さらに新しい勤務先には電車とバスを使って通勤するため、新たに交通費が必要となります。以前より収入も減ってしまい、出費が増えたので、今は一人暮らしの話を相談支援員の人ともしていません。

さいごに

また一年くらい経って、もう一度一人暮らしの相談をと考えています。

職場の近くや、駅・バス停の近く、設備のいい物件の家賃などを見て、今の収入で生活できそうなところを考えているんですけど、また事業所が潰れたらと考えるとなかなか話が進めることができません。

でもあきらめませんよ!!

スポンサーリンク

-生活
-

Copyright© キョウミのトビラ , 2024 All Rights Reserved.