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発達障害の小学生わが子がアスペルガーとわかったら親はどう接する?

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自分の子どもがアスペルガー症候群とわかって接し方に悩んでいる親御さんがいるのではないでしょうか。

アスペルガー症候群という言葉を知るまで「子育てがうまくいかない、どうして自分の子だけ…」と不安になることもあったでしょう。人には言えない気苦労をたくさんされたと思います。

私の身内にもアスペルガー症候群への無理解から悲しい経験をした人がいます。その人は、周囲から理解されないストレスから二次障害のために極度の潔癖になり、半日中徹底的に身体を洗うなどしていた時期がありました。

親のあなたが接し方や考え方をちょっと変えるだけで、お互い不幸にならずにすみますよ。

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発達障害アスペルガー症候群と診断されたら親の接し方が大切?

今まで子育てで悩んでいた方の中には、発達障害アスペルガーと診断されて困惑した人もいれば、中には安心したという人もいるのではないでしょうか。

なぜ子育てがうまくいかないのかと悩んでいた人も発達障害やアスペルガー症候群と診断され、「だからこの子はそうなのか」とやっと自分の子どもの事が理解できたわけですから。

そうとわかれば親の接し方が大切になってきますよ!

特徴をよく理解する事

まず、親がアスペルガー症候群の事をよく知る必要がありますね。決してこの障害は誰のせいでもありません!

小学生にもなれば集団行動など周囲と関わることが増えてきます。理解されづらい症状なので、集団から孤立したり引きこもりなどの二次障害が出てくる可能性があります。

その中で本人が生きづらさを感じないように親や周りの大人たちの対応、接し方が重要になってきます。

アスペルガー症候群の行動の対応

(1) なぜ○○してはいけないのか、なぜこうするのかという理由をしっかり述べる。

アスペルガー症候群の子供に曖昧な事を言っても通じなません。ただやみくもに怒ったり怒鳴りするの効果がありません。冷静に対処する必要があります。

例えば「人に嫌な事を言ってはいけない」と言ってもなぜ思った事を言ってはいけないのかが分からないのです。言われた子がどういう気持ちで、こんな思いをするから嫌、などと具体的な理由を伝える事が大切です。

(2) 明確な指示をする。

場の空気を読むのが難しいので「こういう合図があればこう行動する」など明確な指示とルールをはっきりさせると対応できます。学校行事などもスケジュールをしっかり伝えておくことが大切です。

一方的に話すような子の場合は、しっかり聞いた後に「次は私が話す順番だよ。聞いてね」と言ってから話します。

(3) 落ち着くのを待つ。

案外簡単に「うまくいかない」「思い通りにならない」などとパニック状態になる事があります。その時は一人にして落ち着くのをじっと見守ります。

アスペルガーの子どもに「他人の気持ちを考えろ」「○○はしてはいけない」などと曖昧な注意は伝わらないのです。一緒になって興奮して言い聞かせるよりも効果的です。

コミュニケーション能力や対人関係が上手くいかないことが多いため、学校などの集団生活で問題が起きるかもしれません。正直、親も予測不能な事があります。起こってしまった事は一つ一つ対応して経験させるしかありません。

そのときもただ怒るのではなく、じっくり話を聞いたうえで対処しましょう。

具体的に、明確に、です。そして冷静に、ね。

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発達障害アスペルガー症候群とは?

そもそもアスペルガー症候群とはどんな発達障害なのか。

アスペルガー症候群とは、知的障害や言語障害ではない発達障害の一つです。最近になってこのアスペルガー症候群という言葉が出てきました。

コミュニケーション能力や社会性、想像力に欠けていたり、対人関係がうまくいかないことが見られます。また、自分の興味がある事に対して異常な執着やこだわりを持つ事も特徴の一つです。

「変わり者」と呼ばれる事があると思います。良い方向に結びつくと「天才」なんですけどね。

アスペルガー症候群は知的な遅れもなく、見た目も何も変わらないので周りから理解されにくのです。なので、社会で生きづらさを感じているかもしれません。

アスペルガー症候群にはこのような特徴があります。

・曖昧な事は通じない
・場の空気が読めない
・会話が一方的
・興味がある事は徹底的にやる
・興味がない事は何もしない
・特定の能力が高い
・急な変更に対応できない
・思った事は何でも口に出す

とはいえ必ずしも発達障害だ、アスペルガー症候群だと決めつけるのは良くありません。まだ専門医に診てもっていないのなら、まずは診断を受けることが賢明です。お子さんに合ったアドバイスももらえますしね。

障害への理解と周囲の理解を深めることで、アスペルガー症候群の子供とのコミュニケーションもスムーズになります。そして親御さんがちゃんと接してあげれば、世間との接し方も学ぶことができるのです。

さいごに

アスペルガー症候群について特徴などを書きましたが、必ずこうだという決まりはないのです。それぞれの子どもの性格の違いや個性だと思い、決めつけずに柔軟な対応と先生や周りの大人たちに協力がとても大切になってきます。

冒頭に登場した私の身内は、だんだんと親の理解と学校の協力で治っていきました。今ではうまく自分の障害と向き合い、社会に出て働いています。

アスペルガー症候群も早期発見できれば、その子は救われ二次障害を防げるかもしれません。なかなか受け入れにくいかもしれませんが、うまく付き合えばその子の良い所がたくさん見えてきますよ!

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