海外旅行中に「お金を持ち歩くと盗まれるのではないか」と考えたことはありませんか?
特に治安が悪いと言われる地域へ行くときや海外旅行に慣れていない人ほど、これらの不安を抱えるケースが多いでしょう。
楽しいはずの海外旅行中に財布を盗まれたら、言葉がほとんど通じない土地を一文無しで歩くほど怖いものはありません。
私自身も海外旅行でお金を盗まれたことが何度もあります。その悔しい思いを胸に改善したポイントをお伝えしましょう。
海外旅行で安全なお金の隠し場所なんてあるの?
経験上、最も安全かつ取り出しやすい、お金の隠し場所はズボンの前ポケットです。そこを中心に出来る限り体に密着した場所へ分散して隠しておくのが基本になります。
まず、ズボンの左右のポケットの底に折り畳んだ紙幣を数枚入れ、その上に小銭入れやカードケースを入れておくと紙幣までは盗まれずに済みますし、取り出すのも楽です。
そして、鞄やポーチなどにも少額ずつ入れておき必要以上の現金は宿泊先に置いておくようにしています。
財布にお金を入れておくだけだと財布を盗まれたら終わりですが、お金を分散して持っておくことでリスクを減らせますよ。
海外旅行中の隠し場所として、靴や下着に紙幣を隠すという人の話も聞きます。そこまでやり始めると取り出しにくさや着心地の悪さなど別の問題が発生するのが嫌なので私はやっていません。
代わりに、クレジットカードを使うことで持ち歩く現金を減らしています。
財布を無くしやすい間違った隠し場所は?
後ろ側のポケットは使わない方が良いです。ここに入れておいて何度盗られたことか…。
パリの市場を歩いていた時にスリに合い財布を失いました。その時入れていたのがズボンの後ろポケットです。友達に言われるまで全く気が付きませんでした。
それ以前にも、グアムで置き引きにあったり財布を無くした経験もあります。こんなことが何度かあって、いろいろ考えるようになりました。
人は学習するものです。
お金がらみとなればなおさらです。
鞄を手放して置いておくなんて今では考えられないですが、旅行中は色々なものに気を取られるため楽しい時間ほど細かいことに気が回らなくなっていることが多いのかもしれませんね。
ポイントは後ろのポケットと財布を使わず、体に近い場所に少額ずつ分散して持ち歩くことです。
現金よりクレジットカードを持ち歩くべき?
クレジットカードを使う最大の利点は、クレジットカードを盗まれてしまった場合に盗難届を出せば現金とは違い被害にあった金額を取り戻すことが出来る場合がある事です。
盗難にあった場合や紛失した場合は、すぐカード会社へ連絡し停止処置をしてもらうことで被害を抑えることができます。
また、事前にカード会社へ連絡を行い旅行の予定を伝えておくと、異常な使われ方をした場合にクレジットカードを停止してもらうこともできます。
現金では対応できない急な出費が必要になったときも、クレジットカードがあれば安心ですしね。
でも…
一見すると便利なことだらけに見えるクレジットカードですが、海外旅行中にクレジットカードをスキミングされて、悪用されるリスクがあります。場合によってはカードが使えない場所があったりもします。
お金とクレジットカードは一長一短。使い分けが大事になのです。
さいごに
正直なことを言えば、海外旅行中は絶対に安全な隠し場所と言えるものはありません。ですから、前提として海外旅行へ出発する前に必要なものを考えて必要以上に高価なものは持って行かないこと。
宿泊先に着いたらお金や貴重品はできるだけ置いて、必要最低限のものだけを選別してから出かけるようにする意識や事前準備が一番大事です。
それでも高価なものを持って行かなくてはならない場合は失っても仕方ないぐらいの心構えでいた方が良いでしょう。経験者からのアドバイスです。