本を読んだら読書ノートとか作ってますか?自分は一時期作ろうと思って挫折しました。だってめんどくさいんだもん。
ただ読書をするだけだとすぐに忘れます。記憶に残らず記録にも残さないのはもったいないし意味がありません。この状況をどうにかしたいと良い方法を探していました。
いまのところ良さそうなのがマインドマップを中心にざっくりまとめておく読書ノートです。あとあと活用しやすい上に記憶に残りやすい。
なにより時間があまりかからなくて面倒くささも解消されました。
マインドマップを活用する
マインドマップは本全体をざっくり把握するのに適しています。1回の読書で全てをマインドマップに落とし込むことはしないので負担は大きくありません。
おかげで最初から最後まで通して読む読書を目指さなくなりました。
- 目次を読む
- 「はじめに」「おわりに」を読む
- 知りたいことが書かれている章または節だけをよむ
これをやりつつマインドマップに落とし込んでます。疲れたらやめます(笑)
目次のマインドマップ化
最初に読む時は目次をマインドマップに落とし込む、これで終わりです。慣れると短時間で終わりますし、一回で終わらせる必要もないので気が楽です。
まず本のインデックスとして目次からマインドマップを作ることで「この本にはこういうことが書いてある」とざっくり把握できます。
マインドマップの活用についてはこの YouTube 動画を参考にしました。正式なインストラクターではなく、個人的に活用している方なのですが、それがゆえに取り入れやすいのです。
読書マインドマップのススメ!
この動画で参考にしたのは2つ。
- 章ごとにブランチ(枝)を伸ばす
- サブブランチは基本3つまでに絞る
(1)章ごとにメインブランチを作って、(2)節の単語から「自分が重要だと思う単語」を3つブランチを伸ばします。3つ見つけられなかったら空白のブランチを残しておきます。
空白のブランチは本文を読んだ時に埋めたくなったら追記します。「人は空白があると埋めたくなる」という性質を利用するのです。
マインドマップを見れば「ざっくり全体が見渡せる」状態になります。積読状態の本が多量にある人は、ここで「とりあえず1冊読み終えた」としてもいいくらいです。
詳しく知りたい事があれば、マインドマップから必要な章(または節)を見つけて読みます。
同じジャンルの本を複数同時に読む場合にもこの方法は便利で、複数の本の必要な部分を集中的に読むことで短時間で必要な情報を吸収できます。
マインドマップを完成させたあと、本文を読み進めるときもマインドマップに追記しながら読み進めます。
追記のやり方も基本は一緒で、3つのブランチを伸ばして重要なワードを書いていきます。絶対3つではなく、本文で「○○に必要な条件は5つあります」などとなっていればブランチも5つにしますし、1つしかないときもあります。
著者の主張と読書の目的を明確にする
「はじめに」と「おわりに」もマインドマップに盛り込むことがあります。ここには著者の主張や本書の目的書かれていることが多いからです。
つまり「何のためにこの本を書いたか」が明確になるということです。読む目的と本のテーマが一致していなければ、いま読むべきではない本だということになります。
また自分が何のために本を読むのか、自分が知りたいことがこの本に書かれているのかを見きわめる材料にもなります。
このあたりもマインドマップに書いておくと読書の目的を見失わずにすみます。
読む順番を変える
よく言われるのが「著者が本当に言いたいことは3章くらいから始まる」です。1~2章は導入や前提知識なことが多いということです。また、最終章に著者の結論が書かれていることもあります。
もしマインドマップを作っていて、本から得たい情報が最終章に書かれていそうなら最後から読み始めても良いです。
論文も結論を先に書きますよね。だから本を後ろから読んでも良いんです。
この順番で読むもう一つのメリットは、前提条件や予備知識が無いので「人は空白があると埋めたくなる」の性質をここでも使えることです。
「これってどういうこと?」と疑問に思ったことをマインドマップから書かれていそうな章や節を見つけて知識の空白を埋めていきます。
「あの本に書かれていたな」と思ったらそっちも読んでみます。こうやって興味を持って読むことは記憶の定着にも良いのです。
もちろん、読んでいて重要だと思ったことはマインドマップに追記しますよ。
ここで、以前書いたブランチもアップデートしています。思いついたことを追加したり表現を変更したり。目次からマインドマップを作ったときに空白だったブランチを埋めたりもします。
目次から疑問を考える
これは今後やりたい課題です。
目次から「これってどういうことだろう」「これについて知りたいな」と感じたことをメモしておき、その答えを探すために本を読みます。別の本に書かれている事がわかれば、そちらも読んで補完します。
この考え方はこの YouTube 動画を参考にしました。
【読書術】メンタリストDaiGoさんと中田敦彦さんの読書法を混ぜてみたら凄い結果にw
この動画そのままに本全体に対して質問を考えると負担になるし、目次から質問を考えた場合は浅い疑問しかでてきません。
「いま知りたいこと3つ」など限定した方が効果的なのではないかと思います。
なお答えを見つけるときに使える読書のテクニックは、速読の「キーワードリーディング」や「スキャニング」ですね。
さいごに
1回の読書でしゃぶりつくすのは無理だとあきらめたことでかなり気が楽になりました。
- 目次だけでひとまず「読了」
- マインドマップを使った読書ノート
- 必要なところしか読まない読書法
これまでの読書法からすると中途半端に思えるんですが、ちゃんと読書しよう・ちゃんとまとめておこうと完ぺきを目指して何もしないより全然いいです。
まだ試行錯誤だし、マインドマップに慣れていないので時間もかかりますが「ブランチの空白を埋めていく」という作業は比較的楽しめています。