ステンレス製タンブラーは保温力、保冷力が高くていいですよね。でも使っているうちににおいが気になってきませんか?ちゃんと洗っているのに、何かヘンな臭いがして、飲み物も不味く感じちゃいます。
上の画像は手持ちのドウシシャの飲みごろ激冷タンブラーとサーモスのタンブラーです。複雑な構造の「飲みごろ激冷タンブラー」よりシンプルな「サーモスのタンブラー」の方が使い続けるには良いと考えて購入していました。
においの原因はいったい何でしょう。どんな洗い方をすればにおいが残らないのか知りたくないですか?
タンブラーは洗い方によって臭いが残る
コーヒーのように香りの強い飲み物はタンブラーににおいが残りやすいです。それを嫌ってマメに洗っている人は結構います。あなたはどうでしょうか。
でも、ちゃんと洗っているのに「においが取れない」「それどころかだんだん嫌なにおいに変わってきた」なんて感じていませんか?
多くのタンブラーは、本体はシンプルな構造なので洗いやすく、においも残りにくくなっています。ところが蓋は意外に複雑な構造をしているんです。
そう、蓋の洗い残しがにおいの原因だったんです。
洗い方によっては本体の方も金属臭がしますし、洗い残しがないように蓋を洗う方法もわからないとなると、タンブラーを使うのが嫌になってしまうかもしれません。そうならないように洗い方をマスターしておきましょう。
いや、簡単ですから。
ステンレス製タンブラーには重曹がおすすめ
ステンレス製のタンブラーを使っている人の中で「金属臭がする」という声があります。これは洗い方に原因があるんです。
あなたは洗剤は塩素系漂白剤を使っていませんか?有名なのはキッチンハイターです。
日本石鹸洗剤工業会の「おそうじ119番」によると、「金属には塩素系漂白剤は使えません」とあります。
金属には、塩素系漂白剤は使えません。もし、使用した場合は、すぐに水で洗い流してください。台所用洗剤洗いの後、水洗いをし乾いた布で拭いておきます。
どうしても漂白剤を使いたいということであれば、酸素系漂白剤を使うようにしましょう。
個人的なおすすめは重曹です。重曹は消臭効果にも優れていますし、粒子 が細かいのでタンブラーを傷つけない研磨剤としても優秀です。ミラータイプのタンブラーを使っているならぜひ試してみてください。
洗い方は、重曹に少量の水を垂らしてペースト状にします。これを使ってこするときれいになりますよ。つけ置き洗いではなく、こすり洗いです。
ちなみに、水筒のような奥まで届かない長細い構造の場合は哺乳瓶用のブラシセットが使いやすいです。大きい方でタンブラー本体を、小さい方で蓋を隅々まできれいにできます。
タンブラーの蓋の臭いは取れにくい
「取れにくい」というと誤解がありますね。より正確に言うと「洗いにくい」です。
タンブラーの蓋は構造が複雑だといいました。可動部のすき間とかに飲み物のカスが入り込み、これが取れずに残っているとにおいの原因になります。
蓋はプラスチックなので塩素系漂白剤が使えます。花王のサイトを見ると「花王株式会社 キッチンハイター [小]」に使えるものとして、メラミンを除くプラスチック製品が含まれています。
洗った後の漂白剤のにおいが気になる場合は、すすぎをしっかりしましょう。もしくは酸素系漂白剤ですね。
つけ置きは放っておくだけなので簡単便利でおすすめですが、蓋を洗うときにもさっきの重曹ペーストが使えます。すき間に入り込んで隅々まできれいにしてくれます。
まとめ
タンブラーは、においが付かないようにするにはマメに洗うだけでなく洗い方も大事です。
漂白剤を使うなら塩素系ではなく、酸素系漂白剤を使い、漂白剤のにおいが気になるなら重曹を使えば良いことを知りました。
当ブログでも「土鍋についた焦げの落とし方 一番簡単に取れたのは?」という記事で重曹の便利さを実感しています。
もし自宅で使うだけなら、シンプルに蓋がない状態でタンブラーを使うのも良いかもしれません。例えばサーモスのタンブラーのようなつるんとした構造なら洗うのは簡単です。
嫌なにおいのしない清潔なタンブラーを使いたいですよね。